中小事業者がデジタル戦略のロードマップを作る手順
「デジタルに力を入れたいが、何から始めればいいか分からない」という状況は、多くの中小事業者が経験します。このページでは、現状分析から優先順位の決定、実行計画の立て方までを順番に整理します。
現状分析:三つの視点で整理する
ロードマップを作る前に、現状を「集客」「転換」「継続」の三つの視点で整理することをお勧めします。集客はサイトへのアクセス数と流入経路、転換は問い合わせ・購入・予約の数と率、継続はリピート率や顧客単価の推移です。
この三つのうち、どこが最も弱いかを特定することが優先順位を決める出発点になります。アクセスはあるのに問い合わせが来ない場合は転換の問題、そもそもアクセスが少ない場合は集客の問題です。
優先順位の決め方
施策の優先順位は「効果の大きさ」と「実行のしやすさ」の二軸で評価することをお勧めします。効果が大きく実行しやすい施策を最初に取り組み、効果は大きいが実行に時間がかかる施策を中期計画に置く、という整理です。
例えば、Googleビジネスプロフィールの整備は実行しやすく効果も出やすい施策です。一方、サイトのフルリニューアルは効果は大きいかもしれませんが、時間とコストがかかります。まず前者から着手し、後者は計画的に進める、という順番が現実的です。
三ヶ月単位で計画を立てる
デジタル施策の効果は、最低でも三ヶ月は継続しないと見えてきません。一年間の計画を立てる場合も、三ヶ月ごとに区切り、各フェーズで取り組む施策と確認する指標を明確にすることをお勧めします。
計画は最初から完璧である必要はありません。三ヶ月後に結果を見て修正する前提で作ることが、長続きするロードマップの条件です。
ロードマップは作ること自体が目的ではなく、実行するための道具です。どこから手をつけるか迷っている場合は、スポット相談で現状を一緒に整理することができます。